もっと余裕を持って迎えたかった大事な日。夜中から明け方にかけて、こんなひどい嵐は初めてと言うほどの雨と雷。ここ数日の不安定なお天気は回復せず、必ず晴れる日とされていたVanderbiltの卒業式は史上2度目の雨・・と朝起きて思っていたら、みるみる空は晴れ間を見せ、出かける頃にはいいお天気。さすが・・。でも、外での式、芝生のコンディションは悪く、全体の式は屋内へと変更になりました。その後の各学部に分かれての式は外のテントの中。とても蒸し暑い式となりました。
主人は8時までに学校集合とのことで、クリと私は車で送りました。久しぶりに見るスーツ姿。クリは「馬込のお家で会社に行く時に来ていた服だね」と大はしゃぎ。大した記憶力です。主人はスーツの上に学校から配られたガウンを着ることになります。家で着て見せてくれなかったので、どんな格好なのかお楽しみ。
ロースクール、勉強がハードで精神を病む人も少なくないと聞いていたので、弱いところもある主人が乗り越えられるかどうか失礼ながら心配をした時期もありましたが、私の心配をよそに主人は優秀は成績で卒業を迎えることができました。私の体調不良で足を引っ張ってしまった時期もありましたが、無事に今日の日を迎えられたことはとても嬉しく思います。お疲れさまでした。本当によく勉強をしていたと思いますが、少し余裕もあったような気もするので、主人は私の思う以上に優秀な人なのかもしれません。人間関係の悩みについてはよく聞きますが、勉強に関して、仕事に関してはほとんど私には話をしません。話しても分かるような妻ではないからなのは当然ですが、揺るがない志を持って前進している証拠だと私は勝手に思っています。
主人を送った後、スーパーに寄り、クリのバレエで使うピンを探しました。今日は主人の卒業式が終わった後、クリのバレエの発表会があります。なんで当日に・・と思うのですが、発表会についての説明書きを読んだのが昨日。当然英語で書かれているので、気が進まないまま日が過ぎてしまったのです。読むと、頭にティアラをつけるので、ピンが必要とありました。クリの髪はベリーショートな上に髪の毛は細くてティアラなんてどうやってつけるんだろう・・と私の頭の中はその心配ばかり。でも、とりあえずピンだけは買っておきました。
朝からやることはたくさんあって、スーパーに寄った後、お弁当を詰めて、自分の支度とクリのバレエの道具の確認、そして何で今日・・と思われるプライベートの英会話の準備をすべてして、クリの幼稚園に向かいました。自分の支度も何かと時間がかかりました。アメリカの卒業式、一人で浮くのも嫌なので、どんな服を選べばいいのか悩み、結局ぶなんなワンピースに。もう、家に戻る時間はないので、なんか忘れてそう・・と思いながらたくさんの荷物を車に詰め込んで行きました。こんな時車は楽です。
幼稚園は昨日と同様Mather's Dayでした。プレートにクリがマフィンやクッキーを取ってくれましたが、今日は早く抜け出したくておろおろ・・。大あせりで、花屋に向かい、主人の同期の女の人2人に花束を作ってもらいました。時間がかかった割には貧弱な花束で、日本のお花屋さんのレベルの高さをこん時にも感じてしまいました。
準備は整い、ホテルまで両親を迎えに行きました。と言うか、大学周辺の駐車場はすべて満車。止めるところがなくては話にならないので、ホテルの駐車場を頼りに行ったのです。ラッキーなことに、ちょうど一台空いていて、無事に駐車。その後両親とともにロースクールの会場まで歩いて行きました。徒歩で15分もかからなかったでしょうか。すでにたくさんの人ゴミでしたが、席はまだ空席があり、私たちは舞台正面の卒業生の席のすぐ後ろあたりに座りました。
10時15分開始予定を30分以上オーバーして式は始りました。11時~13時近くまで。義父がカメラを担当してくれたので、私はホームビデオ担当。ところがテープは残り10分・・。新しいテープを忘れてしまったので、はらはらしながら撮りました。入場時、すぐ近くを通ったものの、上手に撮れているか不安です。主人のガウン姿、なかなかよかったです。一人一人名前を呼ばれ、ガウンの上に何かを掛けてもらい、卒業証書を受けとります。LLMは始めの方だったので、Kで始まる主人は、本当にすぐに呼ばれました。堂々としてました。学生は数百人。最後の人たちが終わるまで座って待っているのが、申し訳ないけれどかなり苦痛。約1時間半、私はいろいろなことを考えて過ごしました。
式が終わり、みんなで記念写真。日曜日の教会でよくてくれているパットも来ていて、一緒に写真を撮りました。一段落して、主人は次の場所へ、両親はいったんホテルへ、私はロースクールでお世話になった奥さまとお別れをして、プライベートの英会話へ向かいました。こんなに式に時間がかかるとは予想していなかったので、とてもタイトなスケジュール。英会話終了後、クリの幼稚園に向かい、クリの着替え等の準備をしました。
コスチュームはピンクのレオタードにピンクのチュチュ、いつものタイツにいつものシューズ。タップの発表の時は黒のスカートに着替えるようです。会場の体育館へ行くと、髪の毛をキュッとアップにして、ティアラをつけたかわいい子どもたちがすでにいて、大あせり。先生にクリの髪にはティアラはつきますか?と聞くと、「やってみるわ」といくつかのゴムとピンを駆使して何とかつけてくれました。一安心。子どもたち本当にかわいかったです。自分の子どもが、アメリカ人の子たちと一緒にバレエの姿でそこにいることが信じられませんでした。とっても貴重な経験に思えて何枚も記念の写真の撮りました。
クリのクラスの先生も少し顔を出してくださって、一緒に写真を撮りました。本当にクリのことを気にしてくださっていてありがたいです。
そして発表会は始りました。30分ちょっとの発表でしたが、とても充実していて、このプログラムをあんなに小さい子たちがどうやって覚えたのか・・、驚きました。先生の指導力のおかげでもあります。若くてとてもきれいな先生、すばらしい先生との出会いはクリにとって本当に宝物です。クリ、家でも少しは踊ってくれましたが、こんなにしっかり踊れるなんて、しかも英語の歌詞もしっかり口づさみながら・・。驚きと感動で涙が出てきました。普段ふざけてばかりのクリ、こんなにまじめに長い時間集中できるなんて。バレエがよほど好きなのでしょう。
終わってからたくさんたくさん褒めてあげました。昨日の夜、クリの選んだ造花で作った花束とお約束のキャンディーを渡すと、とても喜んでいました。自分の子どもがこんなに成長していたなんて・・、幼稚園の後に親の付き添いなしに子どもたちだけでレッスンをするこのキンダーダンス、すばらしいシステムだと思います。クリ、3歳で一番小さい子ですが、よくがんばりました。習わせてよかったです。そして、子どもの可能性が無限であることも実感しました。
忙しかった一日ですが、すべてがすばらしく終了したことに大きな満足感がありました。両親は自分の息子の姿、孫の姿、私以上に何か大きなものを感じたのではと勝手に想像してしまいます。お夕飯は、中華料理を食べに行きました。たくさん食べて、一日の疲れを吹き飛ばすことができました。日本だったら、ゆっくりとお風呂に入りたいところです・・。
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